日本におけるフィットネス産業史
始まりから第1次成長期
日本におけるフィットネスクラブの多くは、1964年に開催された東京オリンピックの翌年、将来の金メダリスト育成を目的とした、民間スイミングクラブの登場が起源となっています。それから、アメリカ文化に習ってジョギングやテニス、エアロビクスなど、スポーツブームが巻き起こりました。
この1980年代中期のスポーツブームが、フィットネス産業における第1次成長期となり、スイミングスクールやプールつきの大型スポーツクラブが一般化されました。
第2次成長期とバブル経済の崩壊
1980年代後半、バブル経済に踊る日本では少子化が問題となり、民間スイミングスクールは事業転換をし、成人をターゲットとしたフィットネスクラブが始まります。それは都心部だけでなく、地方へのフィットネス開業の実現でマーケティング拡大に成功し、第2次成長期を迎えます。しかし、集客にはプールの設置が必須だった当時、都心部での高額月会費による高コスト経営に加え、バブル経済の崩壊が後押しをして新規でフィットネス開業する企業は激減しました。
消費者が財布の紐を固く結ぶようになってから、顧客満足を意識したコンサルティングが脚光を浴び、温泉施設や都市型施設、親子でたのしめる子ども向け施設が登場します。それは、大型総合フィットネスクラブや中規模クラブまで料金や施設、他企業との提携・ハイブリッド化という発展で、現在はフィットネス市場が大きく成長しています。
アジア諸国進出でさらに飛躍
アジア諸国における日本のフィットネスクラブ進出は低く、国内に集中しているのが現状です。しかし、日本から近い台湾では肥満が問題視され、アジアの肥満大国となっています。経済成長著しい中国・香港・シンガポールでは、スポーツ産業が急速に成長しております。他企業との提携・ハイブリッド化という発展をとげた信頼度の高い日本ブランドは、アジア諸国で大きな武器となるでしょう。
ワイルド・ライフ・コーポレーションでは、アジア進出の支援をワンストップで提供しており、健康増進施設に特化したノウハウで、総合コンサルティングをしています。アジア進出に向けて、一緒にフィットネス開業の成功を実現するサポートをお約束します。