【ジム経営】有人ジム経営者が考えるべき労働分配率経営

経営コンサルティング

【ジム経営】有人ジム経営者が考えるべき労働分配率経営

◇有人のジム運営を行う経営者の皆様へ◇

【企業理念が一番伝わる場所がトレーニングジムエリアである】

トレーニングジムエリアは、会社の経営理念や会社の文化、風土が顧客に一番伝わる最重要エリアであることを再認識しなければなりません。

経営者の考え、会社の文化・風土、社内教育のレベルは、トレーニングジムエリアの社員トレーナーやアルバイトトレーナーを通して伝わるのです。

なぜなら、お店の従業員と顧客が最もコミュニケーションの数と時間を多く費やしているエリアがトレーニングジムエリアであるという現実があるのです。

日本のフィットネスクラブの経営力を上げるための土台は、フリーランスではない社員インストラクターをクラブ経営のベクトルに合わせた形で、接客、コミュニケーション力、指導力を育成することが、企業の経営資源である人財を最大限に活用することになるのです。

有人クラブ経営に最も大切な投資の1つは、社内教育に時間やお金をかけることも大切な投資の1つであり、最も重要と考えます。

但し、研修の内容とクオリティーが兼ね備わっていることが前提ですが。

利益を生む顧客との接点が一番髙い、現場の最前線の従業員にどれくらいの教育を徹底しているか。

お客様を大切に、お客様第一主義など、顧客の満足を感動と喜びに変えるために、最も大切なのは、現場に最も長くいる従業員です。

特にアルバイトなどが現場では一番長い時間、顧客と触れ合っていることも多いと思います。

当たり前のことですが、会社の評判を左右する存在が、現場に最も長くいる従業員なのです。

その現場に長くいる社員やアルバイト達が、自分たちが、この会社の評判、口コミ、業績を支えている最も重要な職務を毎日、行っている、という認識をもって、プライドと誇りをどれけ、現場のアルバイトに至るまで認識させているかが、顧客満足度とクラブ繁栄の土台であると思います。

特に、アルバイトが社員と区別がつかないような教育制度とアルバイトが本気でやる気を持てるような人間関係や職場の雰囲気を作ることが地域一番店、名店づくりの礎であると経験から感じます。

今、無人ジム運営も台頭してきております。

有人ジム運営を選ぶ経営者の皆様は、上記の内容を一考頂けましたら幸いです。

有人ジムには、労働分配率経営を取り入れる事をおすすめします。

【ジム経営】本物のフィットネスクラブ

フィットネスクラブの発展に向けて
フィットネスクラブの顔となる場所は、やはりトレーニングジムエリアです。フィッネスクラブの最重要エリアはトレーニングエリアであり、トレーニングエリアでの顧客満足度の大きさがフィットネスクラブの業績に直結する時代が本格的に到来しています。
マシンジムは会社の経営理念や会社の文化、風土が顧客に一番伝わる重要な場所であることを改めて認識しておかなけ
ればなりません。アメリカ型パーソナルトレーナー制度を導入してもなかなかクラブの業績は、根本から改善されない
現状があります。日本のフィットネスクラブの経営力を上げるための土台は、施設のメインとなるフィットネスインストラクター(社員・アルバイト)のレベルの向上にあります。それこそが、会員定着、会費収入の向上へ導くのです。フィットネスクラブのトレーニングエリアの多くは筋力トレーニングマシン、カーディオマシンがメインで配置されています。
それらの機器を有効活用して顧客の定着をはからなければなりませんが、現状は、顧客本位でインストラクターがトレーニング機器の魅力を伝え、顧客の目的に応じた、魅力溢れたトレーニング指導が充分にできないため、トレーニング機器の利用に顧客がマンネリを感じ、フィットネスジムへの顧客の定着が果たせず、スタジオなど他のアイテムに流れるか、退会して、クラブの業績を落とすことに繋がりがちです。フィットネスジムのインストラクターがもっとトレーニングエリアを愛し、そこに配置されているトレーニング機器を愛し、そしてその機器のすばらしさを伝え、1つひとつのトレーニング機器をディズニーランドの1つひとつのアトラクションのように楽しんでもらえるような、大道芸インストラクションを通してスタジオで得られる楽しさに負けない「楽しみ、喜び」をジムでのトレーニングで体感していただけるフィットネスインストラクターを養成していくことがフィットネスクラブの再生のキーだと考えています。このよう
な考えにご賛同いただける同志とともにクラブに所属する社員インストラクターの育成と社会的地位向上、そして本物のフィットネスクラブをつくることを目指していきたいと考えています。

【ジム経営】フィットネスクラブの経営力 基本動作とは

日常動作を“ABC”の基本動作に則り、本質を抑えて、本気でやり抜くことが大事

1.店舗運営を行ううえでの基本動作とは
そもそも基本動作とはなにを意味するのでしょうか! 基本動作ということばはよく語られますが、それの本質、真の意味合いをきちんと理解できていますでしょうか。みなさん、「基本動作」とは、ずばり何を意味するか、言語化してみてください。
基本動作とは毎日、日課として必ず行わなければならないこと。あたりまえの動作です。そのあたり前の日常動作をばかにしないできちんとやること“ABC”が大切です。毎日の基本となる動作1つひとつのクオリティ、精度を高めることが「似ても非なるもの」、「競合他社との違い」につながり、顧客の感動を生むクラブづくりの土壌をつくることになるのです。毎日のあたりまえの基本動作はスポーツにおいても勝敗を分ける重要な要素になっている場合が多いです。野球のイチロー選手は、投げる、打つ、走る、ボールを捉えるといった野球の基本となる動作の1つひとつの技の完成度やクオリティを高めることにより、パフォーマンスを向上させ、故障や怪我を防ぎ、安定的な好成績を持続的に出しています。フィギュアスケートの荒川静香選手が、トリノオリンピックで金メダルを獲得できた理由の1つは、難易度の高い技よりも基本となる1つひとつの技の完成度、クオリティが高かったことだと言われています。このように一流のスポーツ選手は、「その道の真を極める」ために、毎日のあたりまえの基本となる動作を手抜きなく、本質を押さえて本気で日々取り組んでいます。フィットネスビジネスにおいても同様な取り組みをすることで、基本動作(技)のクオリティと完成度が高まり、結果として「本物」のすばらしさを顧客が感じ、そして顧客の定着、口コミの広がりが起こるのです。
本物と偽物の違いは、日々の日常動作(基本動作)の“ABC”のクオリティと完成度の違いなのです。基本動作は「ただ日々やっている」ではなく、「どこまで深掘りして本気でやっている」かがポイントです。そのことが、その道を極め、成長し、本物になるための条件なのです。フィットネスクラブの最大の使命は、Going concern です。永続的にクラブを高いレベ
ルで存続させること(潰さないこと)こそが、会員さまを含めたステークホルダー(利害関係者)の皆さまに対するクラブ経営者の使命です。企業も人も永続的に、好成績を安定的に、大リーガーのイチロー選手のように出していかなければ、永続的な存続は難しいのです。「利益は現場で生まれている」のですから、イチロー選手を見習い、日常動作のクオリティと完成度を1つひとつ日々確実に高めていくことが大事なのです。それをしないで応用動作ばかりを追い、投資をしても結果は出ず、結局投資は無駄になってしまいます。まずは、基本動作を高めて、そのうえで応用動作を高め、仕掛けなければ、
結果は思うようについてこないでしょう。基本動作は、時代とともに変化します。今の人々が喜ぶ動作にしようとすることでますます顧客に受け入れられることになります。即ち、基本動作は絶えざる革新で時流や顧客の志向に適合させることにより、永続的に顧客が喜ぶものとなり、企業のGoing concern を支える柱になるのです。顧客とのミスマッチをなくし、クラブの営業時間帯、年齢層別、男女別など対象者により基本動作を変化適応させていって、初めて老若男女の今の人々一人ひとりにきちんと受け入れられるということを、覚えておかなければなりません。

利益を生む顧客との接点が一番髙い、現場の最前線の従業員にどれくらいの教育を徹底しているか。

お客様を大切に、お客様第一主義など、顧客の満足を感動と喜びに変えるために、最も大切なのは、現場に最も長くいる従業員です。特にアルバイトなどが現場では一番長い時間、顧客と触れ合っていることも多いと思います。

当たり前のことですが、会社の評判を左右する存在が、現場に最も長くいる従業員なのです。

その現場に長くいる社員やアルバイト達が、自分たちが、この会社の評判、口コミ、業績を支えている最も重要な職務を毎日、行っている、という認識をもって、プライドと誇りをどれけ、現場のアルバイトに至るまで認識させているかが、顧客満足度とクラブ繁栄の土台であると思います。

特に、アルバイトが社員と区別がつかないような教育制度とアルバイトが本気でやる気を持てるような人間関係や職場の雰囲気を作ることが地域一番店、名店づくりの礎であると経験から感じます。

顧客から見て社員とアルバイトが区別がつかない教育制度

クラブのクオリティーは、アルバイトのクオリティーと比例すると今までの経験から感じます。

アルバイトにも十分な教育が注げるフィットネスクラブは、組織が安定していて優秀な社員が多くそろっている証拠であると思います。

優秀な社員と安定的な組織運営ができていなければアルバイトにまで手が届かず、教育も不十分なので、アルバイトのクオリティーを見ればその店のレベルはすぐにわかってしまいます。

採用(どのような人材を選ぶか)から初期教育⇒現場デビュー⇒レベル別教育⇒認定・評価に至るまでのシステムを構築し、精度の高い運用がそのまま、口コミ入会、会員定着につながりるような教育制度の確立が大切です。

業績向上にリンクするようなアルバイト教育や社員教育制度の確立が永続的な好業績の土台であると経験から感じます。

フィットネスクラブの特性に合わせたインストラクター教育制度

近年、多くのトレーナー育成団体がある中でフィットネスクラブの業績をあげるためのトレーナー、インストラクターなどの育成を主眼においている団体は、存在していないと思います。単に専門知識を持っているだけでは、会員定着をはかりクラブの業績を上げることはできません。

日本のフィットネスジムの多くは筋力トレーニングマシン(フリーウエイトを含む)及びカーディオマシンがメインで配置されています。 それらの機器を有効利用して顧客の定着をはからなければなりませんが、現状は顧客本位でインストラクターがトレーニング機器の魅力を伝え、顧客の目的に応じた、もしくは顧客の経験に応じた、魅力溢れたトレーニング指導ができていない現状があります。

結果としてトレーニング機器の利用にマンネリを顧客が感じコアな顧客以外はフィットネスジムへの定着ができず、スタジオなど他のアイテムに流れるか、退会者として業績を落とす現状があります。

フィットネスジムのインストラクターがもっとジムを愛し、そこに配置されているトレーニング機器を愛して、その機器のすばらしさを伝え、

1つ1つのトレーニング機器がディズニーランドの1つ1つのアトラクションのように楽しんでもらえるような「大道芸人インストラクション」を通してスタジオで得られる楽しさに負けない「楽しみ、喜び」をジムでのトレーニングで体感して頂くことが会員定着・退会低減には大切な要素であると感じています。「K.Sピリオダイゼーション」などの指導法も習得し、現場で実践していくことがクラブ業績を上げるための最も重要なことだと感じます。

 

 

 

 

1-1利益を生む環境づくりはクラブのトップの日々の行動にあり。

クラブ(お店)のトップの思想と日常の行動の仕方でクラブの業績は、変わります。従業員の士気を高め、顧客の気持ちを「楽しい」から「うれしい」に変えていくことの重要性を従業員に教育・啓蒙することがリーダーの役割の1つであると思います。

「楽しい」という感情は、「うきうきした気分、ゆかいな気分」という感情で満たされている状態で、そこからもう一歩踏み込んだ深い感情である「うれしい」という感情で満たされるような現場運営が求められます。「うれしい」とは、「物事が自分の望み通りになって満足で喜ばしい」という感情にすることが会員定着の第1歩であると経験から感じています。

 

1-2現場で利益を生む支配人行動指針

お店のトップである支配人や店長、マネージャーは、日々どのような基本動作をすることが「利益を現場で生む」ことにつながるのでしょうか。みなさん考えて見てください!!Thinking Time!!!!

「利益を現場で生むための基本動作」を紹介すると

1つ目は、オープン・クローズ時に出勤している時は、必ず顧客に対して「お出迎え」「お見送り」を率先して実行すること。

2つ目は、出勤時はマシンジム内、コーチ室、ロビー、ロッカールーム内を業務開始前に巡回し、顧客や従業員との

コミュニケーションを行い、店舗状況を肌で感じてその日の業務遂行にあたること。

3つ目は、1日の中で何回か店内を巡回し、顧客とコミュニケーションをとり、顧客満足度を把握すること。

4つ目は、出勤しているすべての従業員(清掃スタッフ含む)に声をかけてモチベーションを上げてもらうこと。

5つ目は、セクションのイベントや運営面で注力している取り組みに関して、常に従業員にエールを送ること。

6つ目は、1日2~3回は各セクション(フロント・マシンジム・プール・テニス・ゴルフなど)に足を運びコミュニケーションをとり、正しく業務遂行されているかを確認します。

以上のことを日課で徹底できている店舗は、チームワークも高く、トップと現場の温度差も少なく、方針の伝達、行動までのスピートが早く業績を上げているクラブに共通するリーダーの基本動作となります。

皆様はどのようにお感じになったでしょうか。

1-3 フィットネスクラブの利益の大本はフィットネス会員であり、フィットネスジムの付加価値の向上がクラブ繁栄のキーである。

豊かな国の指標は、GDP(国内総生産いわゆる国が作り出した付加価値の合計)が多いことですが、GDPにあたるのがフィットネスクラブでは、フィットネスジムの付加価値の合計となります。フィットネスクラブも国も付加価値を生み出しマーケットから支持を受けない限り繁栄をもたらしません。

今までの日本のフィットネスクラブの多くは、ソフト力に関して言えば、スタジオや他のプログラムのみに依存してきました。これらのアイテムは、これからも重要なプログラムでありますが、これからは、特に、スタジオや他のプログラムに依存しないフィットネスジムの運営を確立することが、会員定着、低退会、口コミ入会の増大へと繋がり、顧客に最も支持されるクラブになるのです。

多くのフィットネスクラブの顔は、やはりスタジオフロアーではなくジムフロアーであるはずです。なぜなら、そのクラブの特徴や個性は、プロパー社員やプロパー従業員から顧客へ伝えられるのであって、フリーランスのインストラクターからは伝えにくいことと、他のクラブでもレッスンをもっているため、クラブの思いを顧客へ伝えにくいのです。クラブの付加価値を生み出す最重要キーパーソンは、プロパー社員、従業員なのです。

1-4企業理念が一番伝わる場所がフィットネスジムである。

フィットネスジムは、会社の経営理念や会社の文化、風土が顧客に一番伝わる最重要エリアであることを再認識しなければなりません。経営者の考え、会社の文化・風土、社内教育のレベルは、フィットネスジムの社員インストラクターやアルバイトインストラクターを通して伝わるのです。

なぜなら、お店の従業員と顧客が最もコミュニケーションの数と時間を多く費やしているエリアがフィットネスジムエリアであるという現実があるのです。

日本のフィットネスクラブの経営力を上げるための土台は、フリーランスではない社員インストラクターをクラブ経営のベクトルに合わせた形で、接客、コミュニケーション力、指導力を育成することが、企業の経営資源である人財を最大限に活用することになるのです。

クラブ経営に最も大切な投資の1つは、社内教育に時間やお金をかけることも大切な投資の1つであり、最も重要と考えます。但し、研修の内容とクオリティーが兼ね備わっていることが前提ですが。

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